柔軟な股関節を作るヨガ「3ステップ」大公開

股関節、柔らかくするにはどうすればいい?

はてな
股関節を柔らかくしたい、でもどうすればいいかわからなくてお困りではありませんか?前屈をしようとしても体は前に倒れにくいし、無理に倒そうとすると腿裏や膝裏が張ったり、足の付け根に痛みがあったりと辛い思いをしていませんか?痛いことはしたくありませんよね。筋肉を痛みの感じるところまで引き伸ばしたり、関節を無理に動かしたりするのは怪我にも繋がりますしお勧めできません。ではどうしたら無理なく股関節の柔軟性を上げることができるでしょうか。

股関節はこの3ステップで柔らかくなる!

そうだ!
代表的な股関節の柔軟性が必要となる動きといえば前屈かと思います。例えばこの前屈ができるようになりたい場合、毎日前屈をしていればきっといつかは深い前屈ができるようになると思います。でもいつになるかわかりませんし、それよりももっと近道があるのなら試してみたいと思いませんか?柔軟な股関節を作るヨガ~魔法のyokaメソッドではこの3ステップにより、効率的に股関節回りにアプローチをして前屈のみならず360度股関節周りの柔軟性を上げることができます。
  1. 緩める
  2. まず股関節周辺の筋肉の緊張を緩めます。この後股関節を動かしますので動かしやすくしておくため、かつ、怪我予防のためです。

  3. 動かす
  4. 緩めてから動かすことで可動域を広げることができます。緩めて動かしてますので股関節周辺の筋肉はとても血行が良くなっている状態です。

  5. 鍛える
  6. ヨガのポーズで股関節周辺の筋肉を鍛えていきます。十分に温まってから鍛えますのでトレーニング効果が上がります。筋肉には緊張させたあと緩みやすくなる、という性質と、緩めたい筋肉がある場合、その反対側の筋肉(拮抗筋)を収縮させると緩みやすくなる、という二つの性質があるため、鍛えた後は驚くほど股関節の柔軟性が高まります。

柔軟な股関節を作るヨガ~魔法のyokaメソッドで一度で効果を実感できる理由

今まで何をやっても効果がなかった、自分の股関節は頑固だから柔らかくすることは無理だとあきらめないでください。緩める、動かす、鍛える、全てのパートで共通していることは「無理のない範囲で」。無理やり股割をしても効果はありません。痛い、きついと脳が感じるとその時点でストレスとなり、血行が滞り、逆に筋肉が硬くなります。心地よく呼吸ができる範囲で安心してヨガを行っていただけるようひとりひとりのお体の状態に寄り添ったお声がけをさせていただいております。お一人お一人のご自分のペースに合わせて行っていただくことが一番の近道だということを知っているからです。
クラス風景

そして、解剖学に基づいたマッサージ法と、筋肉の性質を利用した独自のメソッド、「緩める」「動かす」「鍛える」の3ステップ法により、初回のレッスンから効果を実感していただけるようになりました。
次にその一部をご紹介いたします!

やってみよう!股関節が柔軟になる3ステップ

では実際にクラスで行う流れの順番で行ってみましょう。
始める前に今の股関節の状態を確認して、終わった後、変化があるかどうか比べてみます。足を揃えて立ち、前屈し、手が床に付くかどうか、付いていればどのくらい付いているか、付いていなければ床との距離はどのくらいなのか、腿裏や腰やお尻の張り具合などチェックしておきます。

緩める

硬くなっている筋肉を緩めていきます。まず筋肉が骨に付いている部位、腱をマッサージします。筋肉を伸ばす前に腱をほぐすことでその筋肉が伸びやすくなり、ストレッチ効果が高まります。腱の両端を起始、停止と呼びます。

左右のお尻の骨を座骨と言いますが、この座骨は股関節周辺のたくさんの筋肉の起始となっているところになります。膝を立てて座り、手は楽な位置の床に付き体を支え、片方ずつお尻を上げて座骨を床に押し付けるようにしてマッサージしていきます。一か所でなく、少しずつ床との接地面をずらし、痛いところを探すようにしながら行ってみましょう。腿裏や内腿につっぱり感を感じていらっしゃる場合はこの座骨ほぐしは痛いかもしれません。あまり痛いようでしたら両方のお尻を床に付いたまま、片方に体重を乗せる程度の力加減で行ってみてください。
座骨ほぐし
腱がほぐれたところで股関節周辺の筋肉を伸ばして緩めていきます。腱をほぐした後ですので筋肉は大変伸びやすくなっています。全ての部位、痛みを感じないところで今伸ばしている部位と呼吸に意識を向けながら4~5呼吸ほどキープすると効果的です。フェイスタオルをご用意ください。

  • 腿裏
  • あおむけになり、両手でタオルの端を持ち、タオルの真ん中を片足裏にかけて足を上に上げて膝を伸ばせるところまで伸ばす。
    膝が伸ばしきれていて、まだ伸びが欲しい場合はタオルを手前に引き寄せかかとを上に押し出し前腿をお腹に近づける。
    あおむけ 腿裏
    point

    肩が力まないところで
    伸ばしている方の足の膝裏が床から浮いてこないところまで

  • 内腿
  • タオルの両端を今上げている足と同じ方の手でつかみ、足を外側にゆっくり倒す。
    まだ伸びが欲しい場合はタオルを引き寄せ腿と脇腹の距離を近づける。
    あおむけ 内腿
    point

    倒している方と反対側の肩やお尻、かかとが床から浮かないところまで

  • 外腿
  • 外側に倒していた足を上に戻し、タオルを反対の手に持ち替え、空いた方の腕は床に下ろし、吐く息に合わせて足を内側に倒す。
    あおむけ 外腿
    point

    内腿のときと同じ
    床におろしている足のつま先と膝は上に向けておく

    反対の足も同様に行います。

  • 腿前
  • 横向き寝 腿前
    横向きに寝転がり、下になるほうの腕を耳の下に伸ばして枕にし、下の足は膝を軽く曲げ安定させておく。上になっている方の膝を曲げ、手で足の甲をつかむ。まだ伸びが欲しい場合はかかとをお尻から遠ざけるように足の甲を真後ろに蹴りだす。
    反対の足も同様に行います。

これで股関節周りの筋肉を360度緩めることができました。

動かす

骨盤にはまっている股関節を骨盤の窪みの中で動かしていきます。

片足ハッピーベイビー
あおむけになり片足の膝を曲げ両手で足裏を掴む。届かない場合はタオルを使用。タオルを足裏にかけ、ちょうどいい長さまでタオルを手繰り寄せておく。息を吐きながら膝を脇へ引き寄せる。吸いながら力を緩める。
片足ハッピーベイビー軽減
左右10回程行う。

point

膝が外へ開かないように
膝を真下に下げるように
一呼吸一動作で呼吸に合わせてテンポ良く繰り返す

鍛える

腸腰筋トレーニング
両足を揃えて立つ。片膝を曲げ足の付け根の高さまで上げる。両手を上げている腿の上に置き、足と手で押し合う。
3~4呼吸ほどキープ。
左右5回程行う。

point

手で腿を押し下げる力を加え、腿ではその手を押し返す力を加える
背筋は長く保ったまま
肩の力や口元は緩めて
膝の高さを付け根の前に一定に保つ

以上で3ステップ終了です。もう一度足を揃えて立ち、前屈をし、始める前との違いを確認してみましょう。

立位前屈ビフォーアフター
手と床の距離や腿裏、腰、お尻のつっぱり感に変化はありましたか?
続けていただくことでより効果を感じていただけるようになりますし、実際のクラスではこれ以外にも毎回様々なヨガのポーズで股関節にアプローチをしていきます。ぜひライブレッスンをご体験いただき、ご自身の体の驚異的な変化を体感してみてください。

柔軟な股関節のために日常生活に取り入れられること

ヨガをして一度ほぐれて柔らかくなった股関節も日常生活で動かすことが少なかったり、デスクワークで座る姿勢が長く続くことなどによりまた硬くなります。できれば毎日ヨガをして硬くなった股関節をリセットしていただくのが一番ですが、お時間的に難しいこともあるかと思います。
日常生活で取り入れられることをいくつかご紹介いたします。

  • お風呂時間を有効に
  • 湯船の中で温まっているときが一番筋肉がほぐれやすくなっておりますので、この時間、自分を優しくいたわるように腱をほぐしてみましょう。

    腱 内転筋
    内腿の筋肉の起始である内腿の付け根と停止である膝の内側の少し上、筋肉が盛り上がっているあたりを同時に左右の親指で押さえて緩めるを繰り返します。何度か繰り返したら、膝上の内側の親指を膝下の内側の脛の骨の際に移動させ、指圧します。
    鵞足
    鵞足と呼ばれている部位で、ここもいくつかあるうちの内腿の筋肉の停止にあたります。腿内側の筋肉を緩めることができます。この鵞足は股関節に硬さを感じていらっしゃる場合は押すと痛みがあることが多いです。内腿の筋肉が硬い証拠でもあります。優しく少しずつほぐしていきましょう。続けていただくうちに痛みが徐々に和らぐとともに内腿も伸びやすく、開脚がしやすくなっていきます。
  • 階段も有効に
  • ご自宅でも外出先でも階段を利用し、できたら一段飛ばしでできるだけ早く上ります。骨盤の中にはまっている腿の骨を骨盤の窪みの中で動かす意識を持っていただくと効果的です。
    「動かす」と「鍛える」を同時に行える、一石二鳥の動きです。
    階段上がる
  • 信号待ちや電車待ちややかんのお湯が沸くのを待つ時間も有効に
  • なにかを待っているほんのわずかな時間、膝を曲げて片足立ちになります。余裕があれば足裏を後ろに蹴りだすようにしてみると強度が高まります。腿裏の筋肉が鍛えられます。
    腿裏 筋トレ
    もうひとつ、膝は曲げずに伸ばしたまま片足立ちになり、上げてるほうの足を後ろに引き、内側に寄せます。腿の内側の筋肉が鍛えられます。
    左右均等に行うようにしてみてください。
    内転筋 筋トレ
  • 自転車は股関節にとって最高の乗り物
  • 自転車に乗るときは思いっきり漕ぎましょう。骨盤の窪みの中で腿の骨を動かします。これも「動かす」と「鍛える」が同時に行える動きです。周囲には十分お気をつけください。

股関節が柔らかくなるメリット

  • 冷えやむくみの解消
  • 股関節の詰まりが取れ血液循環が良くなることで、冷えやむくみが解消され、下半身がすっきりしていきます。

  • 代謝アップ
  • 全身の代謝が上がり、痩せやすく太りにくい体を作ります。

  • 運動能力の向上
  • 股関節の可動域が広がり、運動をされている場合はパフォーマンスの向上が期待できます。

  • 内臓機能の向上
  • 股関節は骨盤と大腿骨の結合部ですので股関節を動かすことにより骨盤内の血行が良くなり、腸の調子を整える自己調整力が高まり便通も改善されます。女性は生理不順や生理痛の緩和に効果的ですし、男性は男性機能の向上に効果的です。

  • 姿勢の改善と自律神経のバランスの正常化と不眠の改善
  • 股関節と骨盤の歪みが解消され、骨盤から背骨まで全身の歪みが取れ、姿勢が整い、歪みが取れたことにより、歪みにより生じていた腰痛や肩こりを改善できます。背骨が整うと自律神経のバランスも整い、ストレスが解消され不眠の改善も期待できます。

  • 美肌と疲労回復
  • 老廃物や疲労物質は血液と共に流れて体の外に排出されますので、股関節のつまりが取れ血行が良くなるとそれらも流れやすくなり、肌艶良く毎日を溌溂とお過ごしいただけます。

まとめ

柔軟な股関節を作るための3ステップをご紹介しました。股関節を「緩める」「動かす」「鍛える」ことにより、効率的に無理なく初回のレッスンから変化を感じていただける魔法のメソッドです。「緩める」で硬くなっている股関節周りの筋肉をほぐし、「動かす」で股関節の可動域を広げ、「鍛える」で股関節周りの筋肉に過緊張状態を作り、過緊張の後は緩みやすくなる、拮抗筋を鍛えると緩みやすくなる、という筋肉の作用を利用し、柔軟性を養っていきます。レッスンで養った股関節の柔軟性をキープしていただけるよう、普段の生活に取り入れられることもいくつかご紹介いたしました。
股関節の柔軟性が上がると運動のパフォーマンスが向上し、代謝が上がって痩せやすくなり、冷えやむくみも解消されます。骨盤の歪みが整い、骨盤内の血行が良くなるため骨盤内の臓器である大腸や生殖器の機能の改善や向上、腰痛や肩こりの改善も期待できます。自律神経のバランスが整い、ストレスや不眠も解消されます。血行が良くなることで疲れにくくなり美肌にも効果があります。
ぜひライブレッスンをご体験ください。一緒にヨガを楽しみながら柔軟な股関節を作っていきましょう。

¥1,000/40分 オンラインヨガレッスン
予約はこちら 別サイトに遷移します。

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