チャクラ

チャクラとは

ヨガのポーズ中、インストラクターがポーズの効果をお伝えすることで、みなさまは「ほぅ、そんな効果があるのか、だったらも少し頑張ってみよ🎵」とポーズのキープも前向きにワクワクしながらできることと思います。

その効果、なにを根拠にしているか、ご存知ですか?

例えば、三角のポーズでしたら、わたしは「全身の代謝が良くなる」や「心が穏やかになる」などをお伝えすることがございます。全身の代謝が良くなるのは、三角のポーズでは体を大きく前後左右に開いて両足や体幹の力を使い体を支え引き伸ばすからで、血行が良くなり代謝が上がります。納得です。

でも、「心が穏やか」⁉️

なんで?🤔

と思いませんか?

これはチャクラと関係があります。チャクラとは、漢語で『輪』と訳され、交感神経と副交感神経が交わるポイント、エネルギースポットといわれており、東洋医学でいうところの「ツボ」のようなものと考えるとイメージがしやすいかと思います。

ヨガのポーズでそれぞれのチャクラがあるとされる体の部位を伸ばしたり収縮させたりしながらそこへ意識を向けて呼吸をすることでチャクラが活性化され、精神的、心理的な効果が発揮されると考えられています。様々なヨガのポーズを取ることにより、身体のみならず、心にまでその効果が及ぶのはこのような仕組みがあるからなのです。チャクラは尾骨から始まり背骨に沿って上に登って頭頂まで全部で7つあります。第4チャクラまでは形があるとされ、第5チャクラまでは宇宙の5大要素である地、水、火、風、空をそれぞれコントロールしているとされています。
チャクラ
また、チャクラには色もあり、これには諸説ありますが、ここでは最も一般的とされる色をご紹介いたします。全てのチャクラにいくつかのヴリッティ(心の作用)があり、ヴリッティは下から上へ上がるに従い原始的なものからスピリチュアルなものになっていきます。

第1チャクラ(ムラダラチャクラ)

  • 位置 脊柱の一番下の骨
  •  正方形
  •  赤
  • 5大要素 地(個体・骨や歯や肉)
  • ヴリッティ 肉体的生理的欲求、向上心
ムラダラチャクラ
あぐらはサンスクリット語で「スカアーサナ」と言います。スカには安定した、楽な、という意味があります。瞑想の時にこのあぐらで安定的に座り、瞑想を深めることができますが、股関節が硬くあぐらが辛いと不安定になり集中力が続きません。股関節の硬さとあぐら
股関節がほぐれ、安定的にあぐらができるようになると、このチャクラは地のエネルギーをつかさどっておりますので、地に足が着いた現実的で落ち着いた気持ちになり、ヴリッティである動物としての最も原始的な欲求も満たされ、生命の危険から解放され、精神的な安定が得られます。

第2チャクラ(スワディシュタナチャクラ)

  • 位置 ムラダラチャクラの指4本分上
  •  上向きの三日月
  •  オレンジ
  • 5大要素 水(液体・尿や血液)
  • ヴリッティ 残酷、人を見下す、自信欠如、思考停止
パールシュボッターナーサナ
水を司ることから、このチャクラを活性化させるこのようなポーズ(パールシュボッターナーサナ)を行うことにより、体の水分調整をする臓器である腎臓の機能向上が期待できます。また、このチャクラが弱まると自信欠如となることから、強めることにより自分に自信が持てるようになり、他人と自分を比べて優劣をつけるようなことから心が解放され自由になります。

第3チャクラ(マニプラチャクラ)

  • 位置 へそ
  •  下向きの正三角形
  •  黄
  • 5大要素 火(熱・消化器官)
  • ヴリッティ 羞恥心、妬み、気鬱、不機嫌、憎しみ、恐れ
トリコナーサナ
このポーズは、第2チャクラと第3チャクラに同時に働きかけることができます。まず第2チャクラでは腎臓機能はもちろんですが、体の水分であるリンパの流れをスムーズにしてくれるという効果も期待できます。いずれも浮腫みの解消に効果的です。そして第3チャクラは消化の力に関係しているため、肉体的な消化力にとどまらず、心のデトックスも促され、気鬱やイライラ感が解消され、穏やかで寛容になれます。

第4チャクラ(アナハタチャクラ)

  • 位置 胸
  •  丸
  •  緑
  • 5大要素 風(気体・呼吸やガス)
  • ヴリッティ 希望、心配、努力、愛情、虚栄心、良心、偽善、後悔
牛面のポーズ
このポーズでは第2チャクラで背骨を上に押し上げ、それを第4チャクラへと繋げて頭頂をまっすぐと上へ引き上げていきます。第2チャクラの効果に加え、第4チャクラの背中側で左右の手を結びますので、胸が開かれ、第4チャクラに働きかけます。肩や胸が開くことにより、このチャクラが司る、体内の気体の流れ、呼吸がスムーズにできるようになり、気の流れが整い、呼吸器のトラブルの改善や解消の効果が期待できます。くよくよ思い悩んだり、過去の失敗した経験にいつまでも囚われることなく前向きに人生を歩む力が湧いてきます。

第5チャクラ(ヴィシュッダチャクラ)

  • 位置 喉
  •  青
  • 5大要素 空(空間)
  • ヴリッティ 人類愛
アッパードッグ鋤のポーズ
位置は第4チャクラより上にはなりますが、喉からその奥の肺につながる空間に関連していることから、喉や鼻の通りを良くし、やはりこのチャクラも呼吸器系の症状の緩和や風邪の予防に効果的です。物理的に喉の通りが良くなるだけでなく、喉から発する言葉にも関連し、他人に自分の思いや考えを伝えるコミュニケーション力も上がります。

第6チャクラ(アージュニャーチャクラ)

  • 位置 眉間
  •  紺
  • ヴリッティ 無限の愛
マリーチアーサナ
このチャクラは潜在意識をコントロールしています。内分泌腺と関係していて、脳下垂体を活発にし、ホルモンを分泌することによってこの下にある全てのチャクラを活発にします。このようなポーズでは、ねじりきったところでキープをしている間、視線は今向いている方向へと向け、視線の先にあるものをぼんやりと眺めてはいますが、意識を自分の眉間へ向けることでチャクラに働きかけることができます。

第7チャクラ(サハスラーラチャクラ)

  • 位置 頭頂
  •  紫か無色
  • ヴリッティ 自己を超えた純粋な愛、愛そのもの、悟り
立木のポーズ
地に足をつけ、足裏から大地に根を張るように体の中心軸に働きかけ、頭頂の第7チャクラまで意識を引き上げます。地のエネルギーを司る第一チャクラが強化され、心身に安定感をもたらします。心の状態を反映しやすいポーズで、心理的に不安定な時はバランスが取りにくいこともあるかもしれません。そんなときでも、静かに自分の中心を探るようにこのポーズを行うことで足裏から地球へその負のエネルギーを解き放ち、足裏から大地のエネルギーを受け取り、心身のバランスが整います。

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